中津川市苗木地区はここ数年で利便性が一気に高くなったエリアの1つです。もともとは国道257号線を幹線道路として、中津川ICから下呂方面、あるいはその逆のロードサイド型ビジネスが幾つか見られる程度の地区でしたが、郊外型の中~大型の商業施設が出来たことでかなり賑やかになってきました。

そのきっかけの一つとなったのが、有料道路の無料化。中津川ICから国道257号線に沿って下呂方面に向かう途中にあったのですが、かつては1回の利用につき200円かかっていたのが、2009年10月に無料になったのです。

これによって中津川市中心部とのアクセス、またICと下呂を結ぶアクセスが格段に良くなりました。商業施設の進出もむべなるかなということで、その波及効果がどんどん広がっています。

それが旧恵那郡北部(福岡町、付知町、加子母村、川上村)といった地区の出身者の移住先として吸引する力ともなっています。中津川市自身が分譲地を造成・販売しているのもこれまた納得できます。

ということで苗木地区の人口はここ数年ほぼ横ばいで推移しています。減少する地区が多い中、その健闘は目に付きます。

今後も郊外型の強みを生かして、中心部では難しい、接道条件の優良な分譲地の供給が行われていくと思います。